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NY原油価格、1バレル64ドル超える

28日NY原油5月先物価格は1.15ドル上昇して1バレル64.08ドルとなった。その他石油製品ではガソリン先物価格が1.58セント減少して1ガロン2.0572ドル、灯油先物は4.1セント上昇して1ガロン1.8274ドル、天然ガスは5.5セント上昇して千立方フィートあたり7.558ドルとなった。またブレント原油5月先物価格もロンドンICE先物取引所で1.18ドル上昇して1バレル65.78ドルとなった。

  現在イランと英米の緊張関係の高まりと米石油在庫の減少が相まって原油価格が急激な上昇を示している。米軍部は否定しているが、イランがペルシャ湾の米軍船に対してミサイルを発射したという噂も流れている。

 中東の石油大国の一国であるイランは世界に多くの石油を輸出している。石油業者らはイランの情勢緊迫化が続けば原油供給が困難になると懸念している。また米軽質原油、ガソリン、留出燃料在庫の減少による供給懸念も原油価格のさらなる上昇を促した。

 一時は英国とイランの緊張関係の高まりにより、原油価格は1バレル68ドルを上回る場面も見られた。イランと西側諸国との緊張関係の高まりが石油価格の急激な上昇要因となっている。

 その後イラン当局が、拘束している英兵15人のうち、女性1人は28,29日中に解放する予定であると発表したことから原油価格は多少引き下げた。

 イラン当局はイラン領海に侵入したとして23日英兵15名を拘束し、28日には拘束英兵らのビデオ画像も公開している。

  米シカゴAlaron Trafing Corp.アナリストのPhil Flynn氏は、「世界市場は今週西欧諸国とイランの緊張関係の強まりで新たな段階に突入した」と表現している。Flynn氏は、たとえもしイランが拘束英兵を解放して緊張関係が緩和したとしても、石油在庫の減少により、今年中は石油価格上昇が懸念されると見ている。

 米エネルギー省は先週軽質原油在庫は90万バレル減少して3億2,840万バレルとなったと発表した。これに対しダウジョーンズ・ニュースワイヤー アナリストらは先週米石油在庫は110万バレル増加すると予測していた。また米ガソリン、および灯油などの留出燃料在庫も同様に減少を示した。ガソリン在庫は先週30万バレル減少して2億1,020万バレル、留出燃料は70万バレル減少して1億1,800万バレルとなった。

  イランは未だ15人の拘束英兵すべてを解放する予定は示していない。今後英国、米国、EUが連携して英兵解放を要求し、イランとの緊張関係が継続することが予測される。また米軍は27日、イランとの緊張関係を高める要因となるとして、ペルシャ湾での軍事訓練を中止している。
新規材料に欠き軟調
東工取の中東産原油は軒並み続落。同先限は前日比440円安の4万7540円で取引を終了した。この日は、海外市場での下落を受けて安寄りし、その後は為替相場がジリジリと円高傾向に推移したことを眺めて下げ幅を拡大した。
ファンダメンタルズでは目新しい材料に欠くため、当面はテクニカル主導で動く展開となるか。テクニカル的には、週明けから大きく下落した買い場を狙った利食いの買いが入る可能性が高い。大勢的な上昇トレンドに変化はなく、押し目買い方針を継続したい。4月の安値4万6000円付近が値頃か。



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